注文住宅を建てる時の流れvol.1

注文住宅を建てる時の流れvol.1

”憧れのマイホームは絶対に注文住宅で”と考えている人も多いでしょう。

しかし、土地探しをはじめ「費用はどのくらいかかるのか」「どこのハウスメーカーに頼むのが良いのか」など、何から手をつけてよいかわからずに困っている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、注文住宅を建てる時の流れ・所要期間・費用について全3回にわけて詳しく解説します。

ライフステージの中でも特に大きな決断が必要とされる家の購入。

時間にゆとりをもって計画的に進めていくためには、注文住宅を建てる前の全体的な流れを把握しておくことが大切です。

注文住宅を検討している人はぜひ最後までご覧ください。

アクシアのリビング

注文住宅検討から引き渡しまでの所要期間

注文住宅を検討してから引き渡しまでには、早くて10カ月、最長2年ほどの長期間に及ぶこともあります。

これは、土地の有無や住宅の規模といった条件によってもさまざまですが、平均して1年~1.5年かかるケースがほとんど。

子どもの入学や転職など決められた期限がある人は、時間にゆとりをもったスケジュールを組むことが大切です。

注文住宅を建てるまでの流れ

では早速、注文住宅を購入する際の流れをみていきましょう。

【契約前】所要期間:約1~3ヵ月

その1.土地と建物の予算を設定

注文住宅の購入にかかる費用は大まかにわけると土地代・建築費・諸経費(引っ越し代、印紙代、登記手続きなど)の3つ。

【内訳】
・土地代 約3割
・建築費 約6割
・諸経費 約1割

フラット35利用者調査によると、2022年度の土地付き注文住宅の所要資金(予定建設費+土地取得費)は全国平均4,694万円で、前年から+239万円と年々増加傾向にあります。
(引用元:住宅金融支援機構ホームページ)

たとえばこの約4,700万円を予算と設定した場合、上記の割合に当てはめると以下のような配分になります。

・土地代 1,410万円
・建築費 2,820万円
・諸経費 470万円

あくまで全国平均のため、注文住宅を建てる地域や構造によって金額は増減しますし、すでに土地を所有している場合は、メインの建築費をどのくらいに設定するかを検討する必要があります。

同じくフラット35の調査によると注文住宅(予定建設費のみ)の全国平均は、3,717万円(前比+145万円)ですが、1,500~4,000万円の間が最も多い価格となります。

予算の設定をする際は、自己資金(貯蓄・親からの援助など)+住宅ローンの借入可能額(月々の返済可能金額)によって計算していきます。

自分がどのくらい住宅ローンが組めるのかは、金融機関のホームページにあるシミュレーションツールを利用するとイメージがしやすいでしょう。

年収や毎月の返済額から借入可能額を計算する方法など、いくつかのパターンが紹介されているので、実際に銀行等に足を運ぶ前に参考にしてみてください。

その2.どんな家を建てるのかイメージを考える

大体の予算が決まったら、どんな家を建てたいのかイメージしていきます。

以下を参考に、一緒に住む人と理想の住まいについて話し合ってみましょう。

・住みたい場所(通勤の利便性、希望する小学校の学区内など)
・家の外観・内観のデザイン(外壁のカラーや仕様、床や壁紙のカラーなど)
・部屋数や広さなどの間取り(フロアごとの部屋数や広さ、トイレの個数、収納の場所など)
・こだわりポイントはあるか(リビングは広くしたい、キッチンは最新の仕様など)
・将来設計・要望(子どもの人数、二世帯住宅の可能性、バリアフリーなど)
・現状不満に感じていること(各部屋の日当たりが悪い、仕事部屋がないなど)

上記のようなポイントを話し合う際には、実際に住宅展示場に足を運んでモデルハウスを見学したり、ハウスメーカーのホームページで施工事例を見たりすると、より具体的なイメージが膨らみやすいでしょう。
特におすすめなのが、ハウスメーカーや工務店が実際に施工した住宅の見学会です。
モデルハウスとは違った良さを体験できる貴重な機会です。

さらに、SNSや雑誌などで見つけた理想の間取りやデザインは保存しておくのもおすすめ。
パートナーや施工会社に口頭で説明するのが難しい時にも役立ちます。

その3.土地・ハウスメーカーを探す

予算・イメージが決まったら、いよいよハウスメーカー・土地探しに入ります。

〈土地探し〉

住みたい場所が具体的に決まっている場合をのぞき、土地探しは不動産情報サイトなどに記載のある土地の相場から検討していくことをおすすめします。

その上である程度エリアの目星がついたら、可能な限り実際に足を運んでみるのも良いでしょう。

駅からの距離や周辺の環境、夜の人通りはどのくらいかなど、インターネットや不動産会社から見聞きした情報だけではわからない部分も自分の目で確認することができます。

また、不動産会社にあらかじめ希望条件を伝えておき、希望に合った土地が見つかったら連絡をもらえるように依頼する方法も。

いずれにせよ、土地とハウスメーカーは並行して探すのがポイント。

なぜならハウスメーカーの中には、土地探しを手伝ってくれたり、一般には公開していない土地や建築条件付きの土地を紹介してくれるケースもあるからです。

〈ハウスメーカー探し〉

注文住宅を建てる際に、最も重要といっても過言ではないのがハウスメーカー選びです。

ホームページの雰囲気や資料請求などを通して「ここに頼みたい」という希望があったとしても、いくつかのメーカーや工務店を比較・検討するのがおすすめ。

その場合、複数の会社がモデルハウスを展示している総合住宅展示場であれば、一度に見て回ることができるので効率よく進めることができます。

担当者に話を聞くこともできるので、イメージ作りで整理した希望条件を叶えることができるか質問してみるのも良いでしょう。

さらに、実際の工事現場を見学させてもらうのも一つの手。

建築中の住宅の構造や職人の仕事ぶりを間近で見ることで、ハウスメーカー選びに迷った際の手助けになるかもしれません。

また、検討開始から引き渡しまでの一定期間に何度も打ち合わせを重ねていくので、その会社だけでなく、担当者との相性も大切。

ハウスメーカー決定前も、そして決定後であっても、担当者と合わないなと感じることがあれば、思い切って担当を替えてもらうようにお願いする勇気も大事ですよ。

その4.候補のハウスメーカーに間取りプランの作成を依頼する

いくつかのハウスメーカーに候補が絞れたら、各社に間取り・見積もりプランの作成を依頼します。(会社によって仮契約として5~10万円程度、申込金がかかることもあります。)

この時に注意したいのが、希望の条件をしっかりと伝えてそれをきちんと反映させたプランを提示してもらうこと。

特に見積もりは各社で項目が微妙に異なるので、よく確認しないまま進めると、契約したあとに大幅に増額し「資金が足りない…」といった事態も起こりかねません。

見積概算書を見る際は、諸経費が含まれているか、他にかかる費用がないか、ここから値段が上がるとしたらどの項目か、などを細かくチェックすることが大切です。

その上で、間取りの提案力・デザイン性・構造(耐震性、遮音性、断熱性など)などを比較すると選びやすいでしょう。

Point:住宅ローンの仮審査を申し込む

頼みたいハウスメーカーが決まったら本契約の前に、住宅ローンの仮審査を申し込みましょう。

通常1~3日程度で結果がでます。

その5. 工事請負契約・住宅ローンの本契約を結ぶ

住宅ローンの仮審査に通ったら、いよいよハウスメーカーと本契約(工事請負契約)を結びます。

工事請負契約を結ぶことで、ハウスメーカー側は工事の完成を、依頼人はそれに対する報酬の支払いを約束します。

そのため、本契約後に大幅な変更やキャンセルが発生した場合、手付金の支払いが必要となるので、十分に確認してから契約を結ぶようにしましょう。

その後、住宅ローンの本審査に申し込み、審査に通ったら住宅ローンの契約を結びます。

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【注文住宅を建てる時の流れvol.1】は注文住宅の検討から工事請負契約までの、
主に「契約前」の流れについて解説しました。
少しずつイメージが沸いてきましたでしょうか。

<家づくりの流れについてはこちら>

次回vol.2では、住宅ローンの審査から、いよいよ完成・引き渡しまでの流れを解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

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