注文住宅における収納計画の重要性vol.1

注文住宅における収納計画の重要性vol.1

ホテルライク、丁寧な暮らし、シンプルな暮らし…

これらは家を建てるにあたり、多くの人がSNSで情報収集する際に調べるハッシュタグの代表。

そして、そこに写し出される家は、センスの良いインテリアに囲まれ、綺麗に整頓された部屋ばかり。

実はそんな丁寧な暮らしを叶えるヒントが”収納”にあるのをご存知でしょうか。

家づくりにおいて収納は重要な計画のひとつ。

家を建てる際の「理想と現実」のうち、生活感を左右する”現実”の部分にあたる大切な要素といえます。

注文住宅の魅力は「間取りを自由に設計できる」点ですが、裏を返せば自由度が高すぎるがゆえに「選択肢が多く難しい」ともいえます。

収納ひとつとっても、どこに・いくつ・どれだけの広さが必要かを、すべて一から考えなければなりません。

だからこそ、緻密な計算のもと考えられた収納計画は、生活感のない理想の住まいづくりのための重要なカギといえるでしょう。

今回は、そんな難しくもあり上手にプランニングすれば生活がグッと快適になる収納計画についてのお話です。(全2回)

デザイン住宅を多くプロデュースしているAXIAなら、さまざまな建築例をもとに理想の住まいづくりを叶えるための最適な収納計画を提案。
美しく、そして機能性に優れた理想の住まいを実現しませんか。

アクシアのリビングの写真

◾収納計画の良し悪しがもたらす生活への影響

収納は「快適な暮らしを左右する重要な要素」とお伝えしましたが、実際に収納計画の良し悪しは、生活にどのような影響をもたらすのでしょうか。

・実際にあった収納計画の失敗例

たとえば「収納は必要最低限で、その分部屋を広くしたい」と考えて間取りを作るとします。

いざ生活をしてみると、収納の数や広さに対してモノが溢れてしまい「いつも部屋が片付かない」あるいは「家具を買い足したことで部屋が狭くなってしまった」といった事態に陥る可能性も。

実は、これはわたしが実際に経験した失敗談でもあります。

わたしは、注文住宅でフルリノベーションを計画、その後そこで数年間生活をした経験があります。

打ち合わせの時期に妊娠中だったこともあり、子どもとの生活をある程度想定した間取り計画を立てたものの、せっかくなら部屋を広くしたいとの思いから、思いきって収納スペースを削ることに。

しかし出産後、想像していた以上にベビー用品やベビー家具など子どものモノが増えてしまい、結果的に荷物置き用に一つの部屋を潰すことになってしまいました。

・家づくりの後悔を減らす収納計画

こちらを読んでいる方の中には、結婚を機に家の購入を検討している人も多いでしょう。

もし、自分たちのこだわりを詰め込んだおしゃれな注文住宅を建てたいと考えているなら、後悔しないためにも収納計画は十分に検討して、慎重に進めていくことをおすすめします。

◾収納の重要な三大要素〈場所・数・広さ〉

収納計画を考えるうえで大切な場所・数・広さの三大要素。

効率の良い生活動線を考えた場所に、適切な数の、そして広すぎず狭すぎない収納を設けることで、実際に生活をはじめてからも便利で快適、そして生活感のない暮らしを叶えることができます。

・収納の場所

上の3つの要素の中でも特に重要なのが収納の場所。そして、その場所の決め手となるのが生活動線です。

洗濯を例にあげましょう。

近年、ライフスタイルの変化や花粉、PM2.5などの大気汚染の影響から外干しをせずに、洗濯乾燥機を使用する家庭が増えました。

洗濯乾燥後に衣類やタオルをたたんでクローゼットなどにしまう際に、収納場所が遠くにあると何度も往復をして時間も労力もかかりますよね。

しかし、洗濯乾燥機が置いてある空間にバスタオルや部屋着を置ける収納棚や引き出しがあればどうでしょうか。

洗濯物を「たたむ・しまう・使う」の一連の動作がすべて一箇所で完結します。

このように生活動線を考えた収納づくりは、家事の効率化につながる重要な要素といえるでしょう。

・収納の数・広さ

その他の収納の数と広さに関しては、各部屋とのバランスを考えることが大切。

数が多すぎるあるいは広すぎるのも、便利なようで結果的にうまく使えずに持て余してしまい、その分部屋を広くすればよかった、という後悔につながりかねません。

反対の場合も同様。

深く考えずに設置した収納は、住んでからはじめて気付く後悔ポイントの一つになってしまうことも。

あらかじめ置くモノの大きさや量などを考慮したうえで、収納計画を立てる必要があります。

◾良い収納計画が”丁寧な暮らし”につながる

ここまで「生活感」という言葉を何度となく使ってきましたが、わたしは「生活感がない」と言われることを最高の褒め言葉と捉えています。

本来、モノで溢れ雑多な印象になるリビングが、まるでそこで生活していないかのように綺麗に整えられ、美しさを保っている。

子どもがいるのに玄関に靴やスポーツ用具が置かれておらず、驚くほどに整理整頓されている。

そのような状態を「生活感がない」と表現しますよね。

それだけその空間が非日常的で整然としているということですから、プラスの言葉であるに違いありません。

そしてその“生活感のない快適で丁寧な暮らし”の決め手となるのが、まさに収納計画だと考えています。

次回【注文住宅における収納計画の重要性vol.2】では、実際に各部屋における収納計画のポイントを、快適な暮らしを叶える視点で解説していきます。

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