中庭のある家で叶える理想の住まいづくりvol.1

中庭のある家で叶える理想の住まいづくりvol.1

”中庭のある暮らし”

この言葉を聞いて、あなたはどんな情景を思い浮かべますか?

やわらかな陽が差し込む穏やかな朝。

吹き抜ける風が心地よい眠りを誘う昼下がり。

そこで遊ぶ子どもたちを眺めながら、キッチンに立つ午後のひととき。

コーヒーを片手に月明かりの下で語らう夫婦の時間。

どのシーンにも共通しているのは、そこに流れる時間が「家族だけの特別なもの」であるということ。

「中庭のある家」は、プライバシーを守りながら理想の暮らしを叶える選択肢として、近年人気が高まっている住まいづくりの一つです。

一般的な庭は、道路や隣家に面していることも多く、自分たちの敷地でありながら他者からの視線が気になり、心からリラックスして過ごすには難しいこともあるでしょう。

その点、中庭であればプライベートな空間を確保することができるため、そのような心配は少なくなります。

中庭からつながる部屋の写真

◇中庭とは?

中庭とは、壁や窓で囲まれた屋根のない一定の空間のことを指し、一般的には次の3タイプに分類されます。

ロの字型

壁や窓などで四方を取り囲んだ中庭のこと。周囲からの視線を完全に遮ることができるため、最もプライベート空間を確保できる中庭タイプです。

コの字型

一ヵ所を除いた三方向から囲んだ中庭。プライベートをほどよく守りつつも開放感も得られるため、バランスの取れた中庭タイプといえます。

L字型

家をL字型にして2方向が庭に面しているタイプ。プライベート空間という点では不十分ではあるものの、3つの中で最も広く庭の面積を取れるため、敷地が狭くても作りやすい中庭タイプです。

敷地面積や間取り、コストなどにより作れる中庭のタイプは異なるため、自分たちの理想のスタイルにどれが合うのかは、総合的に判断する必要があるでしょう。

この中で最もプライバシーを確保できる「ロの字型」は、周囲からの視線を完全に遮ることができるため、窓にカーテンを取り付ける必要もありません。

どの部屋も中庭に面していることから、自然光を十分に取り入れた明るい空間を作り出すことができます。

中庭を作りたいと考えている人の中には、やはり完全なプライベート空間に憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。

特に都市部で生活していると、どうしても隣家との距離が気になり、窓を開けることはおろか、部屋によってはカーテンでさえも開けるのに気を遣ってしまうこともあります。

わたし自身、家づくりの際に日当たりの良い壁側が隣家と道路に面している関係で、そこに十分な大きさの窓を設けることができず、一番リラックスして過ごしたいはずのリビングが暗くなってしまったという経験があります。

暮らしてみてはじめてわかったことですが、思うように採光が取れないとストレスになることもあり、少なからず心身への影響もあるのではないかと感じています。

◇中庭のある家の魅力とは?

では実際に、中庭のある家にはどんな魅力があるのでしょうか。

自然光が降り注ぐ明るく快適な空間

中庭をつくる最大のメリットは、どの部屋にも満遍なく「明るさ」をもたらしてくれる点。

一般的に北側に位置する部屋は採光が取りづらく、日中も照明を点けなければ暗くなってしまいます。

しかし、部屋の中心に中庭を設けることで南側からの光を取り込みやすく、どの部屋も自然光が差し込む明るい空間を作り出すことができます。

また、大きく窓を開け放つことができるのは、風の通り道を確保するうえでもプラスに。

家の明るさや風通しは、居心地の良さにダイレクトに影響するもの。

だからこそ、部屋のどこにいても陽の光を浴びることができ、気持ちの良い風を取り込めることは、快適に過ごすための大切なポイントといえるでしょう。

プライバシーが守られる安心感

特に四方を囲むロの字型の中庭の場合は、周囲からの視線を完全にシャットダウンすることができるので、BBQを楽しんだりプールで遊んだりと、人目を気にせずにおうち時間を満喫することができます。

また、SNSやブログに自宅の写真を載せる場合、周囲の景色が映り込むと簡単に場所を特定される恐れがあります。

その点、中庭はどこを切り取っても自宅の一部しか映らないので、個人情報が流出してしまう心配もありません。

目が届く範囲で子どもを遊ばせることができる

小さな子どもがいるご家庭では、交通事故や事件のリスクがない中庭遊びは安心そのもの。

目の届く範囲で遊ばせながら、家事をしたり少し休憩したりと、自分自身の時間も確保しながら安心して見守ることができます。

特に中庭での夏場の水遊びは、子どものプライバシーを守るうえでも最適。

活発に動き回る年頃になると、どうしても室内遊びだけでは飽きてしまいます。

そのため、家の中でありながら外遊びの良さを体感できる中庭は、子どもにとっても良い環境といえるでしょう。

他者からの視線といった意味合い以外にも、家の内側に大きな窓を設けて外側の窓は小さく作れば、採光や風通しの良さを叶えながら防犯面でも効果的です。

vol.1の今回は「中庭とは」「中庭の一般的な魅力」についてご紹介しました。

次回【中庭のある家で叶える理想の住まいづくりvol.2】では、今回ご紹介しきれなかった中庭の最大の魅力と理想の住まいづくりを叶える方法についてお話したいと思います。

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